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♡ 50代主婦の周辺 ♡

フランスのブログ記事

フランス(ムラゴンブログ全体)
  • 禁句

    「戦争に苦しむ人達と比べたら日本人は幸せだ」と言ったら夫は「そんなことを言うもんじゃない」と言いました。どんな意味でもダメだそうです。夫みたいな人がけっこういるので外では言いません。でも、そう思います。 すぐに忘れるので読み返しています。 忘れたくないことがたくさん書かれているのであと3回くらい読... 続きをみる

  • 正直すぎる体

    10年前に他界した姉のことを思うと堪えても堪えても涙があふれて来るけれど、父の死に関しては一滴も出てきません。私のような知り合いが3人います。ひとりは私と理由が似ていて働かなかった親。他の2人のケースは酒乱と言葉の虐待。目にゴミが入った時はすぐに大量の涙が出ます。体は残酷なほど正直です。今日、ふと... 続きをみる

  • 難しいけど忘れないようにはしたい

    用もないのに羽田空港に行って来ました。リムジンバスの中で前方に座った南米人?の赤ちゃんの哺乳瓶が回って来ました。リレーのバトンのようにいきなり哺乳瓶を渡されてびっくりしました。隣の人に渡しました。あっちでは普通のことなんですね、きっと。 ルビー姉さんに会いたいです。 ルビー姉さん。 今日はクリスの... 続きをみる

  • 説得力

    図書館に読みたい本がなかったり待ち時間が長かったりで買うようになってしまいました。 夫にいろいろ言われても説得力ゼロです。説得力が無くても舐めてると思われないように聞くふりだけはしています。 モンテーニュの言うことは素直に信じられます。 「われわれは苦痛に抵抗し、強気に出なければならぬ。弱腰になっ... 続きをみる

  • 顔って大事だと思います

    20代のアングルが描いた自画像。 フランス革命を9歳で経験した。 やっぱり田舎でギロチンをたくさん見たのでしょうか。(たぶん見た。) ギロチンを見た目は澄んでいます。 心が洗われる清々しい表情。 晩年のアングル。 鼻の下が伸びました。

  • 人生に身をまかせる

    「人間はけっしてけっして望む通りのことはできやしない。人間はただ流されるのだ。」 「波が人を運んでいく。それが人生だ。判断することも理解することもできない。ただ身をまかせるばかりなのだ。」                      byサルトル 映画perfect daysで余命短い三浦友和が「よ... 続きをみる

  • 私が変なのか

    サドの「悪徳の栄え」ですが、おもしろすぎて時を忘れます。Amazonのレビューで気持ち悪くて断念したとあったので緊張しましたが私は大丈夫みたいです。卑猥な表現が見たことのない漢字2文字で表現されていて、調べるのも大変そうなので適当に推測して読んでいます。サドの獄中生活は38歳以降30年くらい続きま... 続きをみる

  • やさしい男

    サドの何が悪かったかと言うと、あからさまだったことなのだそうです。彼がやったことは彼だけがやったことではなかったらしいのです。妻のルネ婦人は妻の鏡だけれど、いろいろあって離婚します。サドの凄い所は女運に恵まれすぎているところで、その後すぐに元妻以上に尽くす女性と出会っています。極貧で禿げで太ってい... 続きをみる

  • 営業のかたち

    トイレの床を張り替えます。こちらが頼んでいないことを口にして、挙句に「クレームなしでお願いします」と言う業者には違和感を覚え、近所に仕事が入ったら「ついでに」みたいなことを言う業者もありました。相見積もりを取るのは面倒ですが業者の対応が様々で面白いです。気のせいかもしれないけれど、ちょっと頼りない... 続きをみる

  • 気になる人たち

    こんなつまらないブログを読んでくださっている方が気になります。 今日は野暮用で田舎者には眩しい港区へ行って来ました。やっぱり下町が落ち着きます。 カルコはフランスの詩人で第一次大戦前にパリの画家と交流があった人です。ユトリロがトップバッターだったけれど、特別な話は書いてなかった。ガクッ。貧しくてハ... 続きをみる

  • 真剣です 髪型

    50代の髪型問題は切実です。たしかに私の髪型は理解できない人には理解できないと思う。自分が納得していればいい。そして、きのうパーマをかけてきた。本当は自分で全部やりたい。美容師にはわからない。想像以上に膨らんだけれどエリック・ロメールの「クレールの膝」の女の子みたいだと自分に言い聞かせて気を楽にす... 続きをみる

  • 変に清い人

    ユトリロを横浜高島屋で見て来ました。 ユトリロは天才かと聞かれたら迷わずYES。両親不在で祖母との生活を余儀なくされ、淋しさから8歳で飲み始め生涯アル中。医師の勧めで絵をいやいや描き始める。絵は習ったことがなかった。母はルノアールなどの有名な画家たちのモデルをしていた。母はドガに認められるほどデッ... 続きをみる

  • もう服はいいです

    色使いの上級者に憧れる。 仕事を辞めたら余程のことがない限り洋服は買わないと思う。服はなかなか捨てられないのでうんざりするほどある。体型が変わらなければおそらく一生分ある。古い人にならないように気をつけようと思うけれどフランスでは古い人をたくさん見る。好きな服をずっと着てる感じだ。そして冬はダウン... 続きをみる

  • 南仏で買った物1

    23年前に南仏ニースで夫に買ってもらったコロン。 蓋が崩壊寸前なので残り香を嗅ぐことはできない。 南仏のぬるい風。 中に人間が入ってるみたいな犬。 夫に頼まれてビキニの女の子の前に立って写真を撮らされたこと。 海が見える別荘みたいなアニエスの店。 何を見ても何かを思い出す。 長い間似合わないアニエ... 続きをみる

  • パリで買った物17

    ギャルリー・ラファイエットで購入したストール。 ウールなので柔らかくてニュアンスが出しやすい。 広げると🐯と🐦 カーキのアウターと合わせるのが好きだ。 40代までは物欲が凄くてギラギラしていた。 パリに着いたら閉店間近でも目当ての店に駆けて行った。 今は骨折や怪我が怖くて走れない。 自転車にも... 続きをみる

  • パリで買った物15

    「なんだ人形かって言わないで。。。 私は踊り子のアンヌ。 ブロンドだけど南仏アルル出身よ」 「今はなぜかジャポンの畳の上」 「苦しい、はやく撮って」 「ロートレックに買ってもらったガーターベルト。 彼と結婚して貴婦人になりたかったわ」 ゴム紐。。。知らんかった。 最近栃木に出没した私のおしゃれ以外... 続きをみる

  • パリで買った物14

    フランスの黒と曲線美。 ペーパーナイフとして活躍中。 ※お皿はIKEA。 通り過ぎたフランス人が二度見したタルトはイマイチだった。 なんだかんだ言って餅が好き。

  • 久々に2回見た映画

    1946年制作 監督ルネ・クレマン フランス解放のためにドイツと闘った英雄を描いている。イギリスの午後にテレビでよく放映していたのはこんなドイツをコケにした映画。ドイツ人の家主が怒りながら見てた。 フランスからドイツへ向かう列車を妨害するレジスタンス達。 マッチの火がつかない。 ドキドキする。 列... 続きをみる

  • 忘れられないフランス人

    フランス人はニヤニヤしないと本で読んだけれど、正しくはパリのフランス人のことだと思う。今回Avallonという町で乗ったタクシーの運転手の笑顔が物凄かった。こっちも釣られて笑ってしまうような笑顔。(笑い方が違うけれど私も笑いながらタクシーに乗った)あの笑顔はどこから来るのか。100%作り笑いだと思... 続きをみる

  • パリで買った物13

    ルーブルのモナリザはいつも遠くから眺めるだけなのでトレイを買った。 畳の上でモナリザをじっと見る休日の朝。 イタリア美術史の講師曰く、 「レオナルドは絵が下手なので描くのが遅かった」だそうです。 美しいネネはんの毛皮♡

  • 友情とは徳のある者同士だけが持てるもの

    タイトルは古代ローマ帝国の哲学者キケロの言葉。小島亮一さんは大戦中にフランスで暮らした人だ。友情というものが存在するなら小島さんとピエールとの関係を指すのだと思うほどふたりの友情が熱くて厚い。ピエールがユダヤ人を匿いゲシュタポに連行されたとき、日本人であることを利用し救った武勇伝。普通なら自画自賛... 続きをみる

  • パリで買った物12

    ギャルリー・ヴィヴィエンヌの古書店のエコバッグ。 洗ったらシワシワに。 パリに行ったら必ず立ち寄って本以外の物を買う。(笑) 優しそうな店主のムッシューのフランス語が心地よい。 雑誌のパリ特集によく登場してたムッシュー。 着古した服がしっくり馴染んでいてオサレ。✨ ルイはんの次はネネはん!

  • パリで買った物11

    鍛えたい時にはこのネックレスをして腹筋。しないけど。 重いです。 食べる前に嗅ぐ! ガツガツ食べないルイはん。 可愛すぎて心臓が溶けます♡

  • パリで買った物10

    UFOのようなブレスレット。 本当に私はこれをするのか。 いささか疑問。 旅先では迷ったら買う。 他の用途も考えよう。 ハムを舐めるルイはんの立ち姿が可愛すぎて言葉にならない。 何をしても絵になるルイはん。

  • 50代のカット&パーマ6000円スタイル

    去年は今の美容院に出会えたことに感謝。 美容院代が安く済むのは凄く大きい。 全ての節約はパリへと続く。 パーマをかけて4か月経ったけれど、形はまとまっている。と思う。 少年漫画が棚にぎっしりの床屋さんのような美容院、侮れません。 朝からフランスのトイレットペーパーホルダーを見る。

  • パリで買った物9

    プリーツ加工のストールに目がない。 これはお土産屋さんで買った3本10ユーロの安物。 ヘビロテのフランスの黒。 今回の旅行ではお目にかかれなかった。 もう2度と手に入らない気がする。(´;ω;`)ウッ… もっと買っておけば良かった。 フランス人はストールが命。 フランス語教師ギョームは授業中にコー... 続きをみる

  • 私の理想の暮らしを阻む店

    フランスで買い物かごを下げてる高齢者をよく見かける。筋力も衰えその日の分だけ買うスタイルに私も移行できたらと心から願う。馴染みの市場や個人経営の店で買った小さな物をポンッと入れて歩く。しかし現実は厳しい。スーパーのかごと自分のかごに挟まれて無理してる感じがカッコ悪いし、スーパーでは量り売りをしてい... 続きをみる

  • パリで買った物8

    パリの週末は蚤の市へ。 3年ぶりに会えたルイはん。 元気そうで良かった~❣ 飼い主は画家のダリに似ている。 ナイフのように先が尖ったブーツ履いてた。 水産関係の書類で時代はおそらく18世紀以降だそう。 ジェットコースターのような曲線がきれいで癒される。 わざと汚い字で書く商人が増えて「きれいに書け... 続きをみる

  • 普段着&ジッド

    最近、気に入っている普段着はスコットランドのお爺さん風。 今読んでいるのは慎み深いアンドレ・ジッドの日記。 「無知から作られた幸福など欲しくない」と言ったジッド。1ページから読まないでパッと開いたところを読む。 自宅用 バッグに入れて連れ回す用

  • パリで買った物7

    言うのに舌がこんがらがるマルグリット・ド・ロシュシュアール通りの坂道で出会った指輪。 25ユーロなのでグリコのおまけ(死語?)な感じです。指でリングの後ろをギューッと押せばサイズを調整できます(笑)お値段も手ごろで自分の描いていたデザインに目がクギヅケ。残念ながらお店が閉まっていたので帰国する日に... 続きをみる

  • ヴェズレーの昼ごはん

    ヴェズレーの教会、サント・マドレーヌ大聖堂。 中世のキリスト教美術が好きな人におすすめです。 イミーユはんを連れたドイツ人の男性ふたりは神父さんだった。はるばるドイツから600キロの道のりを運転して来たらしい。村で営業しているレストランは1軒のみで、ランチをご一緒した。ドイツ人と日本人の血が流れて... 続きをみる

  • パリで買った物6

    セルジュ・ゲーンスブールTシャツ。 どこに着て行けば良いのかわからない。 別れた妻(ジェーン・バーキン)の将来を案じて亡くなる直前にカルティエで巨大ダイヤモンドを買った元夫。ダイヤモンドを選んだのはユダヤ系だからかもしれない。 パリジェンヌは大きな声では言わないけれど、着崩しの天才ジェーンを尊敬し... 続きをみる

  • 部屋

    今回の旅は1ユーロが150円だったので経済的に不運だった。エアチケットもサーチャージだけで10万以上。聞いてはいたけれど物価が日本の倍くらいだった。 ホテルはオペラエリアでいくつか候補があり、ほとんどのホテルがコロナ禍で改装し料金が上がった。今年からさらに30%上がるらしい。次回からキッチン付きの... 続きをみる

  • パリで買った物5

    アクセサリーショップのウィンドーを覗いてみる。 全体的にピカピカしすぎな店はパス。 蝋燭の炎のように鈍い光を放っているのが好みです。 ブレスレット。 可愛い物でも小物ならと自分に言い聞かせてレジへ。

  • ヴェズレーの喫茶店、新年の抱負

    ヴェズレーの喫茶店で休憩。鍵がかかっていたけれど、奥から長髪マダムが出てきて開けてくれた。数時間前に通った時は中に黒いわんハンがいたんだけどな~。奥で寝てるのかもしれない。 これは先日届いたイミーユの写真。ドイツで元気にしています。 店もカップもなんだか独特。魔女の館みたいだった。この女性は普段誰... 続きをみる

  • 身軽な旅、冬のパリでの服装

    大富豪の館、ニシム・ド・カモンド美術館にて。 コロナで大騒ぎする直前に撮った写真。 重宝したのはこのグレーのMUJIのメリノウールのカーディガン。迷わず2枚購入。再販を切に願う。この時も22ℓのリュックのみの旅だった。 ダウンジャケット カーディガン2枚 厚めのインナー3枚 ユニクロの暖パン2本 ... 続きをみる

  • パリで買った物4

    ※体調を崩し今回も買い物ブログです。 新宿のZARAがセール中だったので吸い込まれた。 このジャケットを見て真っ先に浮かんだスカーフ。火炎瓶が似合いそうな出で立ち。名付けて「革命」 10年以上前にサン・シュルピス教会に近いジョニデご用達の店で購入したレバノン製のスカーフ。本当は店員さんの首に巻かれ... 続きをみる

  • パリで買った物3

    可愛すぎて目がクギヅケ❣ 特にこのわんハン。 石鹸入ってまんねん。

  • イミーユ

    ブルゴーニュのヴェズレーという村に行った。 2人の男性とわんハンがやって来た。 わんハンの名前はイミーユ。 飼い主と立ち話。 飼い主の友人の日本語が上手で驚いた。 なんと、30年前に私の故郷の隣町に住んでいたそうだ。 フランスには「フランスでいちばん美しい村」が120もある。 きっとそうなんだろう... 続きをみる

  • マックで見た美しい人

    マックでホームレスっぽい70代くらいの女性が独り言を言いながら立ったり座ったりしていた。アフリカ系?の子連れの若い男性が彼女にコーヒーを買ってやり、カップの蓋を開けてあげながら話しかけていた。何を言ったのかすごく気になった。これが隣人愛?街には教会も多いし、信心深い人が多いのかもしれない。勝手に美... 続きをみる

  • パリで買った物1

    パリの11月を舐めていた。ウールの分厚いセーターを買った。私はパンツ派なのでパリジェンヌのパンツを必死に見る。ユニクロの暖パンは売れていなさそう。女性でそれっぽいのを穿いている人を見なかった。行くたびに短めのパンツにハイカットのシューズはパリジェンヌの信仰みたいに思える。でも絶対に中にタイツを穿い... 続きをみる

  • うっとり~

    レストランでtake outを待っている時に隠し撮り。 パリで主に何をしているかといえば人間ウォッチング。 彼女の柔らかい雰囲気にうっとり。 帰り際、娘らしき女性の頬にキスしていた。 怒ったことあるのかな。 頭が小さい人がイギリスより多い気がする。 頭が小さいだけでオシャレに見える。 注文していな... 続きをみる

  • 素敵なバーコード頭のムッシュー

    パリ市立近代美術館で突然現れたヴァン・ドンゲン。 この力の抜け具合が良い。 バーコード頭と太いネクタイの相性がバッチリ✨ ピカソは抜け目がない感じで好きになれない。 モンマルトル美術館で彼と彼の元カノであるフェルナンド・オリヴィエの展覧会を見た。 別れた後、ピカソは彼女に毎月莫大な生活費を支払って... 続きをみる

  • フランスの犬の良いところ

    パリに行ったら覗く古着屋さんの犬。 試着室にフラ〜っと入って来る。 フランスの犬は飼い主以外の人間を怖れないのがいい。

  • ひとり

    目が行くのは独りでいる人。

  • 新しい友達

    絶対に呼ばれた気がした。

  • 明後日ルーブルで会う男

    カフェで不動産業者らしき男に部屋の立退きを迫られた若い女性が泣いていた。しまいに男が「馬鹿なのか?無理って言ってるだろ!」とキレた。弱い者を虐める男って最低。 そして無理矢理ルーブル美術館にいる泣く男。 「柱に繋がれたキリスト」 byアントネッロ・ダ・メッシーナ 「キリストの磔刑」と言えばガリガリ... 続きをみる

  • 若い頃は絶対に通り過ぎた絵

    ヴァン・ドンゲンも良かったけれど、昨年、片道40分の横浜まで3回足を運んで見た絵がある。カミーユ・コローの風景画だ。柔らかい光がジワーッと目に気持ちよく入ってきて顔を優しく撫でられてる感じがした。コローはセザンヌなどの印象派に影響を与えた19世紀のフランスの画家で、彼の仕事は美術史で重要な位置を占... 続きをみる

  • 良い人の話はつまらない

    今年読んだ本の中で一番面白かった。大野露井という訳者のおかげでもあると思う。訳が自然で洗練されていて頭にすんなり入って来る。この人の訳したものを全部読んでみたい。 著者のモーリス・サックスの人生は短かった。パリでユダヤ人の宝石商の家に生まれ、裕福だった実家が没落し金と名声を追いかけた38年だった。... 続きをみる

  • タンスの肥やしだったアニエスのシャツ

    MUJIのネルシャツはすぐに乾かないので旅先で着るのを断念。昨日は仕事しながらずっと代理シャツのことを考えていた。 アニエスの薄いコットンシワシワ加工シャツが引き出しの奥にあるのを思い出した。これもお尻が隠れる丈なので買ったけれど夏は暑くて黒の出番が無かった。これならすぐに乾く。タンスの肥やしが輝... 続きをみる

  • 翔んだカップル

    フランスの38歳差カップル。 著者は作家マルグリッド・デュラスのパートナーだったヤン·アンドレア。ヤンは20代でデュラスに心酔し彼女に何年も手紙を書きつづけた。そして1980年から彼女が死ぬ1996年まで添い遂げる。金目当てだと彼女が思うのは仕方がない。「あなたにはびた一文あげない」は彼女の口から... 続きをみる

  • 似合わなかったものが似合う

    タンスの肥やしになっていた地味なスカーフ。柄物は益々老けて見えるので敬遠していたけれど、久々に巻いてみたら似合う。老けが本格化すると見事な化学反応が起きるのか。 問題のスカーフ。 ぶ厚いのもスーツケースに入れた。 大判のストールも。 メンズの服が好き。 郵便屋さんのカートもシック in Paris

  • 大胆発言と顔問題

    文豪ヴィクトル・ユゴーの大胆発言を目にした。 「世界の人はみな二つの祖国を持っている。一つは自分が生まれた国で、もう一つはフランスだ」 すごい自信。でもフランス人なら許せる。 真の保守って感じのユゴーの顔。黙っていても滅茶苦茶な事を言っても顔に説得力がある。昔の日本にもこんな顔をした人がいた気がす... 続きをみる

  • 知らない人に会うのって良いな

    フランス語を学ぶグループをみつけた。さっそくイベントに参加してみた。何を言っているのかさっぱりわからない。邪魔にならないように静かにジッとしていた。連想ゲームをしたのだけれど、外国人(国籍不明)の参加者が出したヒントが「mer海」だった。答えは「vague波」で1秒後に当てられてしまったが、超簡単... 続きをみる

  • 画家の伝記をもっとシルブプレ

    これはあっという間に読み終わった。淋しさから幼いユトリロはすでにアル中だった。事の発端は祖母で、気難しいユトリロのスープにワインを混ぜて黙らせていた。治療のために何度も精神病院に入院している。最も高額で取引される絵は彼がホームレス同然の生活だった頃に描かれた。ユトリロの母は傍から見ると毒親だけれど... 続きをみる

  • パンがある幸せ

    豪雨に見舞われた週末。空だけはパリのよう。 なかなか読み終わらない本。興味を引くところだけ読む。 パンの記述もあった。 何かの本で読んだ。マリー・アントワネットが「パンがなければお菓子を食べろ」と言ったのは庶民を馬鹿にしているのではなく、小麦より砂糖の方が安かったからだそうだ。 カフェ・オ・レを売... 続きをみる

  • 不確かな未来より今なのだ

    田舎暮らしが夢だ。でも都会の古い小さなビルで暮らすのも悪くないと思うことにした。夢ばかり追っていても仕方がない。不確かな未来より今が大事。ということで、自宅をできるだけフランスの別荘にしようと必死に頑張っている。 フランスの素敵な庭の本。 毎度の事で何の参考にもならない。 フランスだから。 とにか... 続きをみる

  • 苦手なこと

    マスクをしていると怖い印象を与えるので「目で笑う」と誰かが言っていた。私は目で笑うのが苦手だ。職場などで誰かが自分にニコッとすると私はお辞儀をしたりIKKOさんみたいに手を振ったりして誤魔化す。でもそんな悩みをちょっと軽くしてくれた本に出会った。ここは日本だし自分を正当化するわけじゃないけれど、フ... 続きをみる

  • 夫からの誕生日プレゼント

    夫からの誕生日プレゼントはAmazonギフト券。開封せず、夫の誕生日プレゼントとして使っている。これが私たち夫婦の形。 ある人に「物よりお金」と言われて以来、物は渡さないことにしている。「みんな金が欲しいのだ。そうして金より外に何も欲しくないのだ」と「道草」で漱石も言っている。大人って嫌だな。 今... 続きをみる

  • 大切な場所

    今日も気持ちだけはパリジェンヌの50代パート主婦。本物のパリジェンヌはどんなに小さなアパートでも自分だけのくつろげる場所を作るのだそうだ。帰宅するとここに倒れる。 ソファのカバーをグレーにしようと思いながら長い時間が経ってしまった。 まずはクッションから。 小さいことからコツコツと。 「トリュフォ... 続きをみる

  • ゆる~い読書でいいのだ

    「本を読んでいて、むつかしいところにぶつかっても、私はやきもきしたりはしない。一突き二突き、あとはほっておく。 いつまでも立ちどまっていると、頭がぼんやりする、時間がきえる。私は即戦即決の精神なのだ。一突きで解らぬことは、執着すればいよいよ解らなくなる。私は快活な気分でなければ何一つやらない。 根... 続きをみる

  • 絶対に言ってはいけないこと

    私の悩みが知人の夫に筒抜けなのが判明。物凄く恥ずかしい。今日、その夫から「そんなに悩まなくていいんじゃないの?」と悩んでいる人間に絶対に言ってはいけないことを言われた。「貴様に何がわかるんじゃー💢」小心者なので「話さないで」って言えない。 身内が生死を彷徨っているときに読んだ本を購入した。読むと... 続きをみる

  • 私のユンケル

    それはフランス。 辛くてもフランスがある限り生きていける。 たとえ鬱病を発症してもフランスに行ったら治る気がする。 子供の頃、近所に住むおばさんのユンケルは村田英雄だった。 パートの給料を村田英雄につぎ込んでいた。 家の中は村田英雄一色だった。 神保町で楽譜のような本をみつけた。 1950Toky... 続きをみる

  • 自分のにおい

    加齢臭が気になるお年頃だ。最近、首の後ろが臭いので念入りに洗う。スーパーで高齢者が強烈なアンモニア臭を放ちながら立ち話していた。おそらく鼻が麻痺しているのだと思う。臭い老人にだけはなりたくない。 「香水をつけない女に未来はない」 byココ・シャネル という事で、、、 香水はココ・マドモワゼル。 そ... 続きをみる

  • 新しい帽子

    帽子の季節が到来。 と、いう事で帽子を購入した。 散歩仲間と入った小さなお店で。 普段は選ばない甘い雰囲気の帽子。 優しい女性になった気分に浸れる。 フランス人のように小粋にコーディネートしたい。

  • やっと手に入れた

    おしゃれなカフェのおしゃれな植栽もいいけれど。。。 ジャングル化した野性的な庭が好きだ。 やっと手に入れた本。 神保町でみつけた。 第二次世界大戦中のフランスで畑仕事していた小島さんのエッセイ。 高田さんの写真もお茶目。

  • 雨の日は

    昨日は真夜中に帰宅。 床にパスタが散乱していた。 拾えよ💢 雨の日はグーグルで旅をする。🌂 モンマルトルでウェスティ発見。 マイケルの優しい声に癒される。 Michael Franks- Rainy Night in Tokyo

  • フランクの写真

    本の整理をしながらフランク・ホーヴァットの分厚い写真集をめくる。 いつ見ても新鮮。✨ それは覚えていないから。 どこでも堂々とテーブルを広げて。🍞🍷 蚊がいない優雅な時間✨

  • 知らなかった愛の形

    L'Enfant / Jules Vallès (1879) ジュール・ヴァレスの自伝的小説「こども 」 子供が下層階級に転落することは上昇志向の強い親にとって最大の恐怖だった。そのため子供に禁欲と節制、忍耐と規律を教えることが当然の愛情だと考えられていた時代が20世紀半ばまで続いた。その代表的な... 続きをみる

  • はやく読みたい本

    Berthe Weill (1865~1951) 1900年 パリでピカソの初個展主催 1903年 25 rue victor masseに店を開く 1948年 レジオン・ドヌール勲章受章 ●フランスの画商。 ●センスはあったが商才はなかった。 ●その日暮らしでわずかな利益で満足していた。 ●ピカ... 続きをみる

  • 小さいバッグ

    小さいバッグで出かけてみた。 2年前に購入し昨日初めて使った。 サイズは26×19×6センチ 財布は廃止。 財布は元々好きじゃなかった。 お金の出し入れが生々しい。 電子マネー以外に千円札2枚とクレジットカードも入れた。 バッグが小さいだけで生まれ変わった気がする。 可愛い色も小物なら気負わず使え... 続きをみる

  • 危機の女

    フランスの小説は朝吹登水子さんの日本語で読みたい。難しそうなので敬遠していたボーヴォワールが彼女の訳だったので買ってみた。テーマが身近ですんなり頭に入った。 若くない女の心理が淡々と静かに描かれていると思ったら、あからさまな毒舌が延々と続く。女の老いが通奏低音になっていてインテリもそうじゃない人も... 続きをみる

  • 今日の掘り出し物

    近所の古本屋でドラクロワの図録を掘り出して来た。 絵画の古典的技法を継承しつつ、自分のにおいを残す画家に惹かれる。 若い頃は見向きもしなかったものにときめく。 老いたのかな。 コートが着たくなるドラクロワのコート姿。 展覧会に行く私に「ピカソ、マチスなんて、ありゃ何ですか。醜悪」と安下宿のおかみが... 続きをみる