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♡ 50代主婦の周辺 ♡

2022年7月のブログ記事

  • 定番の石鹸

    プレゼントでいただいて以来愛用している。きめ細かい泡と上質な香り。泡立てると古いビルから一気にイタリアのホテルへ意識が飛ぶ。🍋 イタリアといえば無理矢理アンドレア・デル・サルトの「若い男」 アンドレアちゃんはルネサンス盛期の画家で人徳もあり慕われたらしい。返さなくても3回くらいお金を貸してくれそ... 続きをみる

  • 階段と私

    料理研究家の有元葉子さんの本にイタリアの老人が時間をかけて坂を上がっていく話があった。坂道がキツイから引っ越すという発想は無いらしい。エレベーターのない我が家の階段を上がるたびに思い出す。辛くても亀みたいにゆっくり上がって行けばいいのだ🐢 マイケルの 髪型をジッと見る 夏の午後 Michael ... 続きをみる

  • 大物のスーツ

    日本語教師の資格を随分前に取った。まずはボランティアで教えたいと思い、教室に行って来た。そこの責任者が池乃めだかみたいなスーツを着ていて驚いた。 こんなに派手じゃないけれど、すごい柄だった。「大物はセンスが悪い」と誰かが言っていた。そうなのかもしれない。目が優しい人だった。 更に目を疑ったのが、、... 続きをみる

  • なにひとついらないけれど

    この写真を見る度、食器を全部割りたくなる。 明治生まれのミニマリスト、永井荷風の湯呑。 これで紅茶もコーヒーも飲んだ。 「そう。ぼくの家に物はいらないもの。人間さえいらないんだから、物なんか何一ついらないな。いまのぼくはパリの安宿で暮らしているようなものですよ。あのころだって、別に不便はありゃしま... 続きをみる

  • 大切な場所

    今日も気持ちだけはパリジェンヌの50代パート主婦。本物のパリジェンヌはどんなに小さなアパートでも自分だけのくつろげる場所を作るのだそうだ。帰宅するとここに倒れる。 ソファのカバーをグレーにしようと思いながら長い時間が経ってしまった。 まずはクッションから。 小さいことからコツコツと。 「トリュフォ... 続きをみる

  • 役に立たないけど捨てられない本

    たくさんのブログで紹介されている本。 「お金をかけないでシックに着こなす法 チープシック」 本当にまったく参考にならない💢 そもそも日本人が西洋人の真似をするのが間違っているのだ。 日本人には道着がある。 ただ者ではない感じの画家熊谷守一✨ 日本人で良かったと思わせてくれる人だ。 でもやっぱり参... 続きをみる

  • 老い上等

    読み返すNHKテキスト。 目次から上野節炸裂。✨✨ ●老いて何が悪い ●老いは不意打ちである ●老いに直面した人びと ●老いと性 ●役に立たなきゃ生きてちゃいかんか! 「お若いですね」と言われて喜ぶのは未熟さの証だ。 と、自分に言い聞かす。 著者の東大入学式の祝辞 ♡  彼女と議論すると何人もの死... 続きをみる

  • 来ないで

    「カラマーゾフの兄弟」は内容的に辛くなって4巻で中断している。登場人物が多く、名前が長いだけならまだしも、短縮形の名前が出てきたりして混乱する。名前は一人ひとつにして欲しい。早く読まないと全部忘れる。作家の驚異的な人間観察力に圧倒される。子供がいたら成人するまでに全作を読ませたい。 ドストエフスキ... 続きをみる

  • 父の怒り

    実家に久々に帰ると、父が届いた年賀状に怒っていた。 そこには宮沢賢治の「アメニモマケズ」の替え詩が書いてあった。 問題は最後の箇所。 サウイフモノニ ワタシハナリタイ ↓ サウイフ夫婦ニ ワタシハナリタイ 父「これが男やもめに送る年賀状か?」 私も父には言いたいことが山ほどある。 来世で出会いたく... 続きをみる

  • 第二の住まい

    気になる古民家を見て来た。 昭和以前に建てられた家に惹かれる。 耐震や断熱効果はまったく期待できないけれど。 雑誌「住む」は買わないけど好きだ。 はやくしないと人生が終わってしまう。 古民家を買ったら家具は極力置かない。 自分へのおみやげはお皿。

  • ゆる~い読書でいいのだ

    「本を読んでいて、むつかしいところにぶつかっても、私はやきもきしたりはしない。一突き二突き、あとはほっておく。 いつまでも立ちどまっていると、頭がぼんやりする、時間がきえる。私は即戦即決の精神なのだ。一突きで解らぬことは、執着すればいよいよ解らなくなる。私は快活な気分でなければ何一つやらない。 根... 続きをみる