marthe

♡ 50代主婦の周辺 ♡

芸術のブログ記事

芸術(ムラゴンブログ全体)
  • 顔って大事だと思います

    20代のアングルが描いた自画像。 フランス革命を9歳で経験した。 やっぱり田舎でギロチンをたくさん見たのでしょうか。(たぶん見た。) ギロチンを見た目は澄んでいます。 心が洗われる清々しい表情。 晩年のアングル。 鼻の下が伸びました。

  • 長谷雄とルームシューズ

    きのうは夫と永青文庫で「長谷雄草紙」を見て来ました。保存状態が素晴らしかったです。意外と長谷雄がイケメンでした。 「病草紙」もそうだけれど、物語の発想がおもしろくて感心します。鬼との約束で100日は美女に触れられないのですが長谷雄は触れてしまいます。美女は水になって消えてしまいました。絵で見るとな... 続きをみる

  • 気になる人たち

    こんなつまらないブログを読んでくださっている方が気になります。 今日は野暮用で田舎者には眩しい港区へ行って来ました。やっぱり下町が落ち着きます。 カルコはフランスの詩人で第一次大戦前にパリの画家と交流があった人です。ユトリロがトップバッターだったけれど、特別な話は書いてなかった。ガクッ。貧しくてハ... 続きをみる

  • 曇った朝に

    レンブラントの工房で制作されたおじさんが千葉にいます。おそらく弟子が描いた。売れっ子だったので仕方のないことです。レンブラントは描くのが速く繊細なレースもササっと描いたのだとか。 曇った日はヨーロッパな気分。ということで神田で買ったレンブラントの画集を見ている。ユトリロもいいけれどレンブラントもい... 続きをみる

  • 変に清い人

    ユトリロを横浜高島屋で見て来ました。 ユトリロは天才かと聞かれたら迷わずYES。両親不在で祖母との生活を余儀なくされ、淋しさから8歳で飲み始め生涯アル中。医師の勧めで絵をいやいや描き始める。絵は習ったことがなかった。母はルノアールなどの有名な画家たちのモデルをしていた。母はドガに認められるほどデッ... 続きをみる

  • 趣味嗜好が全然変わらない。

    誕生日にホックニーの繊細な線に癒されてきた。この2人と近所で再会できるなんて。。。 写真では見えないシーリアの細い髪の線をじっと見た。貧乏学生だった頃は入場料無料のナショナルギャラリーで名画を見たりした。入ると正面にこの絵が掛かっていて2人がちょっと威圧的な感じでこっちを見ていた。今はテート美術館... 続きをみる

  • スタンの母が強烈だった

    スタン・ゲッツの父親は気弱で生活力がなく、母親はいつもイライラしていた。肉が手に入るとそれは成績優秀で将来を託された息子スタンの口に直行する。父親は豆ばかり食べさせられていた。弱い雛にエサを与えない親鳥を思い出した。彼の演奏を聞きながら母の期待に必死に応えようとした少年スタンの姿を想像すると感動が... 続きをみる

  • シンシア&オーストラリアのリサイクルショップで買った物

    シンシア(ジェフのお姉さん)は知り合いと遭遇すると私を紹介する。 リサイクルショップのレジでも私を紹介した。 知り合いじゃない人にも紹介した。 レジの女性は店長のようで70代前半くらいに見えた。 しっかりと化粧して髪も一糸乱れずという感じだった。 この人の生命力も凄そうだった。 縮こまってちゃだめ... 続きをみる

  • Celia Rosser

    バンクシアという植物を描くオーストラリアの人間国宝Celia。 彼女のギャラリーを訪ねると、車いすに座って息子が作ったラザニアを食べながら接客をしていた。とても93歳には見えなかった。どう見ても70代前半くらいにしか見えない。18万円の絵を買った人が記念写真を撮っていた。 Celiaを見た瞬間に浮... 続きをみる

  • パコとカマロン

    ギター弾きパコ・デ・ルシアのドキュメンタリー映画を見て発見した歌手のカマロン。カマロンはジプシー。 うっすらアイシャドーを塗ってるパコが色っぽい。 Camaron de la isla & Paco de lucia - Bulerias 映画『パコ・デ・ルシア』予告編 特に左の人の額... 続きをみる

  • パリで買った物13

    ルーブルのモナリザはいつも遠くから眺めるだけなのでトレイを買った。 畳の上でモナリザをじっと見る休日の朝。 イタリア美術史の講師曰く、 「レオナルドは絵が下手なので描くのが遅かった」だそうです。 美しいネネはんの毛皮♡

  • Dのうしろ姿、私の事務所

    大竹伸朗展に行って来た。 50年間の作品を集めた大回顧展。 膨大な作品を作り続けられるパワーがどこから湧いて来るのか。 年齢のせいなのか作品よりそっちの方に意識が向いた。 最初の展示室で見たD.Hockneyのうしろ姿。ヘビースモーカーなのでアメリカに住むのが嫌になり、喫煙者が多いフランスへ移住し... 続きをみる

  • 素敵なバーコード頭のムッシュー

    パリ市立近代美術館で突然現れたヴァン・ドンゲン。 この力の抜け具合が良い。 バーコード頭と太いネクタイの相性がバッチリ✨ ピカソは抜け目がない感じで好きになれない。 モンマルトル美術館で彼と彼の元カノであるフェルナンド・オリヴィエの展覧会を見た。 別れた後、ピカソは彼女に毎月莫大な生活費を支払って... 続きをみる

  • 明後日ルーブルで会う男

    カフェで不動産業者らしき男に部屋の立退きを迫られた若い女性が泣いていた。しまいに男が「馬鹿なのか?無理って言ってるだろ!」とキレた。弱い者を虐める男って最低。 そして無理矢理ルーブル美術館にいる泣く男。 「柱に繋がれたキリスト」 byアントネッロ・ダ・メッシーナ 「キリストの磔刑」と言えばガリガリ... 続きをみる

  • 若い頃は絶対に通り過ぎた絵

    ヴァン・ドンゲンも良かったけれど、昨年、片道40分の横浜まで3回足を運んで見た絵がある。カミーユ・コローの風景画だ。柔らかい光がジワーッと目に気持ちよく入ってきて顔を優しく撫でられてる感じがした。コローはセザンヌなどの印象派に影響を与えた19世紀のフランスの画家で、彼の仕事は美術史で重要な位置を占... 続きをみる

  • 画家の伝記をもっとシルブプレ

    これはあっという間に読み終わった。淋しさから幼いユトリロはすでにアル中だった。事の発端は祖母で、気難しいユトリロのスープにワインを混ぜて黙らせていた。治療のために何度も精神病院に入院している。最も高額で取引される絵は彼がホームレス同然の生活だった頃に描かれた。ユトリロの母は傍から見ると毒親だけれど... 続きをみる

  • 不確かな未来より今なのだ

    田舎暮らしが夢だ。でも都会の古い小さなビルで暮らすのも悪くないと思うことにした。夢ばかり追っていても仕方がない。不確かな未来より今が大事。ということで、自宅をできるだけフランスの別荘にしようと必死に頑張っている。 フランスの素敵な庭の本。 毎度の事で何の参考にもならない。 フランスだから。 とにか... 続きをみる

  • 今いちばん気になる人、それは秀子さん

    この暑さで徒歩2分のスーパーにも行きたくないのに熊谷守一美術館へ行って来た。 守一の妻である秀子さんは金銭欲と無縁だった夫のせいで大変な苦労をした。ふたりが出会った当初、秀子さんは人妻で泥沼のような愛憎劇の末の結婚だったらしい。守一にも人間っぽい所があって安心した。 秀子さん関連の物も展示して欲し... 続きをみる

  • 定番の石鹸

    プレゼントでいただいて以来愛用している。きめ細かい泡と上質な香り。泡立てると古いビルから一気にイタリアのホテルへ意識が飛ぶ。🍋 イタリアといえば無理矢理アンドレア・デル・サルトの「若い男」 アンドレアちゃんはルネサンス盛期の画家で人徳もあり慕われたらしい。返さなくても3回くらいお金を貸してくれそ... 続きをみる

  • 私のユンケル

    それはフランス。 辛くてもフランスがある限り生きていける。 たとえ鬱病を発症してもフランスに行ったら治る気がする。 子供の頃、近所に住むおばさんのユンケルは村田英雄だった。 パートの給料を村田英雄につぎ込んでいた。 家の中は村田英雄一色だった。 神保町で楽譜のような本をみつけた。 1950Toky... 続きをみる

  • 憧れの上流な人

    ピーターラビット展に行って来た。 ポターの繊細な線とブルーは心の漂白剤。 ビアトリクス・ポター。 パパの髪型。 ミュージアムショップで物欲と必死に戦いながら、 薄くて小さくて軽い物をひとつだけ選んだ。 たくさんのカードの中から1枚を厳選する。 こんな事にもいちいち緊張する。 図録を買わなかったのは... 続きをみる