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♡ 50代主婦の周辺 ♡

2022年8月のブログ記事

  • 心に刻む顔と数字

    作家の色川武大は「麻雀放浪記」を阿佐田哲也というペンネームで書いた。彼自身も勝負師だった。彼曰く、「人生6勝4敗なら上出来」 妻の孝子さん(美人)は「ハゲ、デブ」と言いたい放題だ。井上陽水がお土産を持ってこない話など芸能人の裏話もおもしろかった。 葬儀の参列者の顔ぶれが凄い。これぞ人たらしの葬儀と... 続きをみる

  • 何も信じられない

    林芙美子の家を見た日に入った蕎麦屋でメキシコ音楽がずっとかかってた。BGM以外は蕎麦屋の王道を行く感じだった。 今朝外に出たら私の下半身をジッと見る人がいたので、冗談ではなくズボンを穿き忘れたかと思って焦った。一番信用できないのは自分の記憶力。 蕎麦屋で聞いたのはこれだと思う。あの日以来、ずっと聞... 続きをみる

  • 夫からの誕生日プレゼント

    夫からの誕生日プレゼントはAmazonギフト券。開封せず、夫の誕生日プレゼントとして使っている。これが私たち夫婦の形。 ある人に「物よりお金」と言われて以来、物は渡さないことにしている。「みんな金が欲しいのだ。そうして金より外に何も欲しくないのだ」と「道草」で漱石も言っている。大人って嫌だな。 今... 続きをみる

  • ブラックな弔辞

    「放浪記」が面白かったので林芙美子記念館に行って来た。 林芙美子は苦労して貧困の中から流行作家になり、常にライバルに目を光らせ女流作家の妨害をしたという。新人作家の原稿を預かっておきながら出版社に渡さず捨てていたとか。47歳で心臓麻痺で急死したのは婦人雑誌の仕事を独り占めした結果の過労死ではないか... 続きをみる

  • 危険な髪型、在宅ひとり死

    MUJIのレジの男の子全員の髪型が韓流ヘアだった。去年の夏、私もこの髪形を美容師に勧められたけど断った。韓流で美川憲一になった同僚がいる。顔が濃い人は要注意だと思った。男の子とおばさんは同じ人間でも全然違う。 橋田寿賀子には泉ピン子がいた。美川憲一には神田うのがいる。私には誰もいないのでこの本を読... 続きをみる

  • チラシと私

    洋服は作れないけれど封筒は作れる。 田舎で学生をしていた頃は暇だった。 田んぼが見える自室で封筒を取りつかれたように作っていた。 昔から無心になれる作業が好きだ。 来世は職人になりたい。 今日はアラン・ドロン封筒。 きれいな切手を貼り投函した。 中に入れたものは展示会の招待状。 チラシ愛♡

  • 今いちばん気になる人、それは秀子さん

    この暑さで徒歩2分のスーパーにも行きたくないのに熊谷守一美術館へ行って来た。 守一の妻である秀子さんは金銭欲と無縁だった夫のせいで大変な苦労をした。ふたりが出会った当初、秀子さんは人妻で泥沼のような愛憎劇の末の結婚だったらしい。守一にも人間っぽい所があって安心した。 秀子さん関連の物も展示して欲し... 続きをみる

  • 夏の旅と買ったもの

    ハワイアンの知人とその家族を連れて白川郷に行って来た。旅の主催者は私だ。「行先は内緒のミステリーツアー」なのに、新幹線の座席の真ん前に特急ひだの広告が貼ってあり嫌な気分になった。隣で広告をじっとみつめる人たちを見てゾッとした。 合掌造りの家を見ながらソフトクリームを食べていたら、南米人っぽい家族の... 続きをみる