ゆる~い読書でいいのだ
「本を読んでいて、むつかしいところにぶつかっても、私はやきもきしたりはしない。一突き二突き、あとはほっておく。
いつまでも立ちどまっていると、頭がぼんやりする、時間がきえる。私は即戦即決の精神なのだ。一突きで解らぬことは、執着すればいよいよ解らなくなる。私は快活な気分でなければ何一つやらない。
根をつめたり、あまり緊張すると、私の判断は、くもり、悲しくなり、疲れる。視力がみだれ、とまどう。。。。。。この本がいやになれば、あの本をとり、何をするのもじゃまくさいときしか本に熱中したりしない」
学生の頃に書かされた読書感想文のせいで読書が苦行のように思えた。何かを無理に学ぼうとするのは日本人の生真面目さからだと思う。記憶に残らない本は所詮その程度の本なのだ。
モンテーニュ
フランスの思想家、モラリスト、法官辞職後、聖賢の書に埋もれて随想「エセ」を書いた。ボルドー市長にもなった。友人はアンリ4世。