marthe

♡ 50代主婦の周辺 ♡

正直すぎる体


10年前に他界した姉のことを思うと堪えても堪えても涙があふれて来るけれど、父の死に関しては一滴も出てきません。私のような知り合いが3人います。ひとりは私と理由が似ていて働かなかった親。他の2人のケースは酒乱と言葉の虐待。目にゴミが入った時はすぐに大量の涙が出ます。体は残酷なほど正直です。今日、ふとトイレで思いました。


以前に書いた記憶がありますが、冬になると思い出すフランス人の服装。古いとか新しいとかの基準では語れない装い。古くても気に入ったもの(特にコート)を着ている人が目立つからかもしれません。


ということで、今日も抜粋です。


『パリではあらゆる種類の服装が常に共存している。個性も美的感覚も異なる人たちが各々自分だけに似合う自分だけのスタイルを追求しているからだ。たまにパリに来た韓国人が「流行の街というけど、着こなしはてんでばらばらだし、くたびれた格好で取るに足らない」などと言う人がいる。このような評価が出てくるのは、「服とそれを着る人があっているかどうか」を見る目がないためだ。服の主を見ずに、服だけ見ているから、そのアンサンブルが分からないのである。』ー「セーヌは左右を分かち、漢江は南北を隔てる」 by洪世和(政治的な理由でフランスに亡命した韓国人)