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♡ 50代主婦の周辺 ♡

50代のブログ記事

50代(ムラゴンブログ全体)
  • 来ないで

    「カラマーゾフの兄弟」は内容的に辛くなって4巻で中断している。登場人物が多く、名前が長いだけならまだしも、短縮形の名前が出てきたりして混乱する。名前は一人ひとつにして欲しい。早く読まないと全部忘れる。作家の驚異的な人間観察力に圧倒される。子供がいたら成人するまでに全作を読ませたい。 ドストエフスキ... 続きをみる

  • 父の怒り

    実家に久々に帰ると、父が届いた年賀状に怒っていた。 そこには宮沢賢治の「アメニモマケズ」の替え詩が書いてあった。 問題は最後の箇所。 サウイフモノニ ワタシハナリタイ ↓ サウイフ夫婦ニ ワタシハナリタイ 父「これが男やもめに送る年賀状か?」 私も父には言いたいことが山ほどある。 来世で出会いたく... 続きをみる

  • 第二の住まい

    気になる古民家を見て来た。 昭和以前に建てられた家に惹かれる。 耐震や断熱効果はまったく期待できないけれど。 雑誌「住む」は買わないけど好きだ。 はやくしないと人生が終わってしまう。 古民家を買ったら家具は極力置かない。 自分へのおみやげはお皿。

  • ゆる~い読書でいいのだ

    「本を読んでいて、むつかしいところにぶつかっても、私はやきもきしたりはしない。一突き二突き、あとはほっておく。 いつまでも立ちどまっていると、頭がぼんやりする、時間がきえる。私は即戦即決の精神なのだ。一突きで解らぬことは、執着すればいよいよ解らなくなる。私は快活な気分でなければ何一つやらない。 根... 続きをみる

  • 人生のLesson

    自分のことをまずちゃんとやる。 他人に関心を持つな。 黙々と働く家電を見習おう。 暑い休日の朝のBGM Poetry Man - Phoebe Snow

  • 絶対に言ってはいけないこと

    私の悩みが知人の夫に筒抜けなのが判明。物凄く恥ずかしい。今日、その夫から「そんなに悩まなくていいんじゃないの?」と悩んでいる人間に絶対に言ってはいけないことを言われた。「貴様に何がわかるんじゃー💢」小心者なので「話さないで」って言えない。 身内が生死を彷徨っているときに読んだ本を購入した。読むと... 続きをみる

  • 既読スルー

    私はどんなにつまらないメールや写メが送られてきても返信する。自分がスルーされたら傷つくからだ。「フランス人の個人主義が羨ましい」とか「みんな違ってみんないい」と言いながらできれば既読スルーしない人達だけに囲まれて生きたいと思っている。 既読スルーする人から自撮り動画と写真が送られてきた。自転車で走... 続きをみる

  • 私のユンケル

    それはフランス。 辛くてもフランスがある限り生きていける。 たとえ鬱病を発症してもフランスに行ったら治る気がする。 子供の頃、近所に住むおばさんのユンケルは村田英雄だった。 パートの給料を村田英雄につぎ込んでいた。 家の中は村田英雄一色だった。 神保町で楽譜のような本をみつけた。 1950Toky... 続きをみる

  • 憧れの上流な人

    ピーターラビット展に行って来た。 ポターの繊細な線とブルーは心の漂白剤。 ビアトリクス・ポター。 パパの髪型。 ミュージアムショップで物欲と必死に戦いながら、 薄くて小さくて軽い物をひとつだけ選んだ。 たくさんのカードの中から1枚を厳選する。 こんな事にもいちいち緊張する。 図録を買わなかったのは... 続きをみる

  • 自分のにおい

    加齢臭が気になるお年頃だ。最近、首の後ろが臭いので念入りに洗う。スーパーで高齢者が強烈なアンモニア臭を放ちながら立ち話していた。おそらく鼻が麻痺しているのだと思う。臭い老人にだけはなりたくない。 「香水をつけない女に未来はない」 byココ・シャネル という事で、、、 香水はココ・マドモワゼル。 そ... 続きをみる

  • 老後の髪型

    好きなテーブルクロスをかけたテーブルの上に薬と紅茶のある老後。 こんな当たり前の景色を見ながら一生を終えたい。 介護施設の入居者の多くがショートヘアにするらしい。強制ではないけれど、介護者に気を遣ってショートヘアにするのだそうだ。施設カットという言葉をはじめて上野千鶴子先生の著書で知った。老いたら... 続きをみる

  • 認知症になりやすい人

    THE FATHER | Official Trailer (2020) 臨床心理士から依存心が強い人は認知症になりやすいと聞いた。私の事だ。気をつけよう。 映画「THE FATHER」を観た。認知症を扱った映画だ。アンソニー・ホプキンスを見る度に「こんな馬鹿げたこと(俳優業)から早く足を洗いたい... 続きをみる

  • 新しい帽子

    帽子の季節が到来。 と、いう事で帽子を購入した。 散歩仲間と入った小さなお店で。 普段は選ばない甘い雰囲気の帽子。 優しい女性になった気分に浸れる。 フランス人のように小粋にコーディネートしたい。

  • ひとり暮らしの先輩

    勝手に夫が先に逝くと思っている。 ひとりになったら永井荷風の生き方を参考にしたい。 「あなたは老人のひとりぐらしを見て、気の毒がるかもしれないが、ぼくはひとりで暮らしていても、自由と言う無二の親友と一緒にいるということを見抜いてくれなきゃ困りますぜ。だからぼくは、はたのひとに孤独とおもわれても、決... 続きをみる

  • 慰めてくれる夫婦

    自分も人間なのに人間が嫌になった時、漱石のことばに慰められることが多い。 神田川 早稲田は漱石ゆかりの地。🐈 昨日は漱石の奥さんが書いた本を持って出かけた。 鏡子さんは逆境に強くマイペースでセロトニンが豊富そうな人だ。寝坊はしょっちゅうで、漱石をかなりイライラさせたり、裕福だった実家が没落しても... 続きをみる

  • やっと手に入れた

    おしゃれなカフェのおしゃれな植栽もいいけれど。。。 ジャングル化した野性的な庭が好きだ。 やっと手に入れた本。 神保町でみつけた。 第二次世界大戦中のフランスで畑仕事していた小島さんのエッセイ。 高田さんの写真もお茶目。

  • 夫に30年言えないこと

    知人の夫が食べる時にクチャクチャ音を立てるらしい。職場でも音を立ててると思うと気が気じゃないのだとか。30年経ってるので、今更言えないのかもしれない。 娘に言ってもらうのが一番良いんじゃないかと伝えた。 猫に無視された。🐈

  • 消えない記憶

    ソファでダラ~っとしてると半世紀におよぶ自分の過去が頭をよぎる。小学1年生のときに初めて双子を見た時のこととか。双子を知らず不思議なことが続くので泣いてしまった。同級生が双子の説明をしてくれたけどよくわからなかった。そして学校のそばの文房具屋の森鴎外みたいな顔の怖いお爺さん。暗い店のドアを開けると... 続きをみる

  • 雨の日は

    昨日は真夜中に帰宅。 床にパスタが散乱していた。 拾えよ💢 雨の日はグーグルで旅をする。🌂 モンマルトルでウェスティ発見。 マイケルの優しい声に癒される。 Michael Franks- Rainy Night in Tokyo

  • 珍しいタイプ

    女優でかっこいいと思うのはシャーロット・ランプリングだ。年齢を重ねても魅力を発揮できる珍しいタイプだと思う。母親に目の感じが似てるのも好きな理由かもしれない。彼女の下がった瞼に勇気をもらう。✨ この人は顔にメスを入れていないと思う。討論会で彼女と同じテーブルに座っていたジェーン・フォンダの顔を見て... 続きをみる

  • 老人の美学

    いかに老いるかが最大の関心ごとだ。 以下、印象に残った老人の処世術。キーワードは抑制。 ●出しゃばらない。 ●人に依存しない。(淋しくても昔の友達、辞めた会社に電話しない) ●言いたいことがあっても黙って聞く。 ●好かれるちょいワル老人になるには演技の訓練が必須。 ●妻に似た女優のファンになる。(... 続きをみる

  • フランクの写真

    本の整理をしながらフランク・ホーヴァットの分厚い写真集をめくる。 いつ見ても新鮮。✨ それは覚えていないから。 どこでも堂々とテーブルを広げて。🍞🍷 蚊がいない優雅な時間✨

  • 墓地で

    ここは近所の古い墓地で雰囲気がある。🐈を触っていたら掃除してたお爺さんが話しかけてきた。墓参りに来た人たちの様子から住職だと判明。失礼ながら最初見た時ホームレスかと思った。近所から落ち葉の苦情があるらしい。話が止まらない。遠回しに掃除を手伝えって言われてるような気がした。暗闇の中から腰の曲がった... 続きをみる

  • 悪いのは私じゃない

    人生で一番大切なことはいつも穏やかな気持ちでいることらしい。古今東西の賢人が言っている。上野千鶴子先生からは開き直ることの大切さを教わった。開き直るとは自己肯定のことだと勝手に解釈した。数独が解けなくて咄嗟に問題のせいにした時の心地よさ。自分を責めなければ穏やかに生きていけそう。

  • 知らなかった愛の形

    L'Enfant / Jules Vallès (1879) ジュール・ヴァレスの自伝的小説「こども 」 子供が下層階級に転落することは上昇志向の強い親にとって最大の恐怖だった。そのため子供に禁欲と節制、忍耐と規律を教えることが当然の愛情だと考えられていた時代が20世紀半ばまで続いた。その代表的な... 続きをみる

  • はやく読みたい本

    Berthe Weill (1865~1951) 1900年 パリでピカソの初個展主催 1903年 25 rue victor masseに店を開く 1948年 レジオン・ドヌール勲章受章 ●フランスの画商。 ●センスはあったが商才はなかった。 ●その日暮らしでわずかな利益で満足していた。 ●ピカ... 続きをみる

  • 小さいバッグ

    小さいバッグで出かけてみた。 2年前に購入し昨日初めて使った。 サイズは26×19×6センチ 財布は廃止。 財布は元々好きじゃなかった。 お金の出し入れが生々しい。 電子マネー以外に千円札2枚とクレジットカードも入れた。 バッグが小さいだけで生まれ変わった気がする。 可愛い色も小物なら気負わず使え... 続きをみる

  • 人の間で

    敢えて「友達」と言わず「知人」と言う人がいる。私にも「友達」と「知人」について深く考え過ぎていた時期があった。言葉選びが面倒になったし、ムキになってる気もした。今は話す時に「知人」と「友達」がごちゃ混ぜになっている。「友達」と言った時の違和感はやっぱり否めない。 人をカテゴリー化しなければ気楽だ。... 続きをみる

  • 夏服2枚

    久々に洋服を買いに出かけた。 伊勢丹でとりあえず麻のシャツを中心に見る。 以前は多少値が張っても気に入れば買うことにしていた。 最近は余程のことがない限り1万円以上の服は買わない。 試着したシャツは家でジャブジャブ洗って着る気がしないし、地が厚いので太って見えた。 結局ZARAで2枚買った。 横か... 続きをみる

  • 防衛本能

    おばさんも働くよ。 会いたくない人たちと顔を合わせ、悶々とする生活が来月から始まる。 最大の自己防衛は無関心だと誰かが言っていた。 不愛想なのはいけないけれど、無理に笑うこともない。 粛々と働く。 スーパーに持って行く頑丈そうなバッグを買った。 バッグは横長派。 インド製だからインドって感じだ。 ... 続きをみる

  • 危機の女

    フランスの小説は朝吹登水子さんの日本語で読みたい。難しそうなので敬遠していたボーヴォワールが彼女の訳だったので買ってみた。テーマが身近ですんなり頭に入った。 若くない女の心理が淡々と静かに描かれていると思ったら、あからさまな毒舌が延々と続く。女の老いが通奏低音になっていてインテリもそうじゃない人も... 続きをみる

  • 今日の掘り出し物

    近所の古本屋でドラクロワの図録を掘り出して来た。 絵画の古典的技法を継承しつつ、自分のにおいを残す画家に惹かれる。 若い頃は見向きもしなかったものにときめく。 老いたのかな。 コートが着たくなるドラクロワのコート姿。 展覧会に行く私に「ピカソ、マチスなんて、ありゃ何ですか。醜悪」と安下宿のおかみが... 続きをみる

  • ヒロコさん

    ヒロコさんは今の私くらいの年齢で体も神経も太かった。在英20年以上で息子が2人いた。シングルマザーだった。ご主人はアラブ系だったようで男尊女卑が原因で別れたのだそうだ。まず、太っているのに副業でダイエット食品を売っているところが図太かった。それから「若い頃は美人だった」と言って自分の若い頃の写真を... 続きをみる

  • イギリスの官僚の秘められた日記

    イギリスの官僚サミュエル・ピープスの10年に及ぶ日記の概要。 仕立て屋の息子から成り上がった男の赤裸々な日記。 彼の頭の中を占めるのは金、女、仕事。 とにかくお金に細かい。 「妻にはケチ、己には寛大。衣服に関しては派手好み」 見習うべきところもあった。 それは実証能力の高さ。 詳細な記録を残してお... 続きをみる

  • アンチ自己啓発本

    首から後頭部が痛くて夜中に鎮痛剤を飲んだ。 頭痛は治まったがなんだか気が滅入る。 そんな時、癒やしてくれる人達がいる。 実際、どんな人達なのか知らないけれど。 知らないって素晴らしい。 この人達の笑顔を思い浮かべると気持ちが落ち着く。 自己啓発本は効かない。 映画「雨あがる」の寺尾聡 俳優のダニエ... 続きをみる

  • 尊敬される人

    盗んだソーセージを見ず知らずの犬と分け合うベンジー。 欧米では寛容な人が尊敬されるようだ。古代ギリシャ人の美徳が脈々と受け継がれているらしい。もちろん受け継いでいない人もたくさんいる。イギリス人を見ていて「寛大な人=余裕のあるかっこいい人」みたいな意識があるように思った。仕事でミスをした時、同僚の... 続きをみる

  • 感動的だったチョコの食べ方

    太腿の間にチョコを挟んでテレビを見る。 体温で柔らかくなったチョコを指ですくって食べる。 神保町でベンジーのパンフレットを買いました。

  • 冷静沈着になりたい

    シャチの映画 この映画を施設の高齢者達とバスの中で観た。 私の中でワースト3に入る映画だった。 シャチには悪いけれど、演技もわざとらしかった。 イルカの映画では泣くのにシャチには感情移入ができない。 内容の無さに高齢者達も怒っていた。 冷静沈着なイギリス人の静かな悪態は凄味があった。 「日本の老人... 続きをみる

  • 家主のこと23

    ヨークシャーに住む家主の弟夫妻がロンドンに時々遊びに来た。そして私のベッドで寝た。 私は家主の部屋で寝た。彼女が寝る前に読んでいたのはハーレクイン小説だった。意外とロマンチストかもしれない。「男は経済力より容姿」とよく言っていた。若い頃の家主はロミー・シュナイダー似の美人だった。 昔の家主。 彼女... 続きをみる

  • エリック

    エリック(家主の元カレ)の家に住むことになった。彼に最初に聞かれたのは日本の高い自殺率のことだった。バブルが弾けて自死する日本人のニュースを読んだらしい。 ルース・ベネディクトの「菊と刀」を彼の誕生日にあげた。書店から立派な封書で入荷通知が届く長閑な時代だった。 彼はミドルクラスの人で親は骨董商だ... 続きをみる

  • マイケル

    家主の話では老人施設のシェフのマイケルは女性スタッフたちの性の餌食になっているらしかった。全員既婚者だった。マイケルの風貌を見た時、どっちもどっちだと思った。 イギリスに住んだりヨーロッパを旅行したりして思ったのは、自分の性欲に正直な人が多いということだった。若い人も若くない人も、未婚者も既婚者も... 続きをみる

  • 家主のこと22

    家主は知らない人によく笑いかけた。レジの仏頂面のお兄さんにも笑いかけた。お兄さんが笑わないので「笑いなさいよ」と言うと少しだけニコッとした。 家が酒屋の隣なので自制するのが大変です。 安いワインをマンゴージュースで割って飲む。

  • 正義の人

    バスの中で「移民は帰れ」と言う男の声がした。運転手は怒って「差別主義者が降りるまで発車しない」と言った。男がすぐに降りないので乗客達が彼に降りるように言った。この運転手さん、いつもしかめっ面で腕の入れ墨も怖いと思っていたけれど正義の人だった。

  • リアム

    リアムは近所の八百屋の長男で、家主の話では10歳くらいらしかった。顔やしぐさが大人っぽくて、身長を伸ばせば所帯持ちに見えるような貫禄があった。大きいバナナの房を持って通行人に声をかけていた。そんな彼もやはり子供なのか、ポケモンカードが欲しくて私の所に来た。当時はポケモンブームが物凄くて子供たちによ... 続きをみる

  • 家主のこと19

    8時半に4歳のソフィが母親とやって来た。ジャニス・ジョプリンを太くした感じの母親は声が大きく、ガハガハ笑ってすぐに出て行った。家主はソフィが突然金切り声を出すのは母親の真似だと言っていた。そしてソフィの母親を「お〇っこの線」と呼んでいた。ピチピチのレギンスの股間が丸見えだったからだ。女性は女性に厳... 続きをみる

  • 家主のこと17

    ダイアナ妃の事故のニュースを見る家主と隣人たち。3人のおばさんたちが「ウィリアムとハリーは絶対にカミラを許さない」と話していたのを、ウィリアムとハリーがカミラと笑っているのを見る度に思い出す。 私とヘビースモーカーのメイはケンジントン宮殿に行って献花をしたが、家主は来なかった。「貴族はろくでもない... 続きをみる

  • 家主のこと16

    家主の家は3階建ての集合住宅だった。庭は写真のように両側に高い垣根があってプライバシーが守られていた。隣人と目が合うことがない。基本的にイギリスの家は個人主義を重んじるせいか、他の部屋を横切らずに自室へ行ける間取りになっている。部屋を貸すなら外せない条件だと思う。 家主は3階の2部屋を貸していた。... 続きをみる

  • アンジェラ

    印象深いアンジェラ。 彼女はいつも同じ服を着ていた。リーバイスとTシャツにDr.Martinのブーツ。冬は背中に龍の刺繍の付いたジャケットをプラス。リーバイス3本とTシャツがスカスカの引き出しに入っていた。とにかくお金を貯めたいようで、彼女も部屋を貸すようになった。2階に極細部屋を3つ作った。ベビ... 続きをみる

  • 家主のこと14

    彼女の掃除の仕事について行った。障害を持つ男性に頼まれた30分の掃除だ。1時間は長すぎるらしい。タイマーをセットしてちょっと動いては喋る。食器は全部洗えなかった。黙って洗えば全部洗えたと思うのは私が日本人だからだった。 無断で息子の家を掃除した時の方が真剣だった。寝室に入って「昨晩はルイーズ( ガ... 続きをみる

  • 家主のこと13

    家主は難しい話題を避けた。「知らないことは話さない」と言った。仕方なく話すときは「よく知らないけど。。。」と前置きした。謙虚なのではなく、墓穴を掘りたくないのだと思った。ふわふわ生きていなかった。 今日のお絵かき ↓私が声をかけたばかりに乗せる羽目になったショーン。(※今日から仮名で) 口臭がもの... 続きをみる

  • 家主のこと9

    Fさんは主婦の鏡だが、人の話を聞けない人だった。ひとりでずっと喋っている。話が飛ぶし、こっちが答える前に話し出す。朝の8時半くらいに来て昼まで帰らないので家主はうんざりしていた。彼女がドアをノックすると、家主はテレビを消して隠れるようになった。私もテーブルの下に隠れた。写真のように玄関の窓からFさ... 続きをみる