なにひとついらないけれど
この写真を見る度、食器を全部割りたくなる。
明治生まれのミニマリスト、永井荷風の湯呑。
これで紅茶もコーヒーも飲んだ。
「そう。ぼくの家に物はいらないもの。人間さえいらないんだから、物なんか何一ついらないな。いまのぼくはパリの安宿で暮らしているようなものですよ。あのころだって、別に不便はありゃしませんでしたよ。ひとり者はどこの世界で暮らしても同じようなものです。自分の好きなように出来る時間が一ぱいあるということはいいことですよ、、、」
物も人間もいらないけれど。。。
莫大な遺産を相続し、通帳は肌身離さず持ち歩いていた。
先祖は家康に仕えた戦国武将永井直勝。
ママは優しいクリスチャン。
パパはプリンストン大卒のイケメン。