心理学者の河合隼雄さんの本で印象的だったことを書きます。

「友人とは真夜中の12時に、自動車のトランクに死体を入れて持って来て、どうしようかと言った時、黙って話に乗ってくれる人だ」

ユング派の分析家アドルフ・グッゲンビュールと言う人が自分の祖父から聞いた話だそうです。これほどの友情が存在するのか。これほどではなくてもできるだけ気持ちよく人と付き合いたいと願います。友情を長く支えるものは優しさで、「確実に人間は死ぬ」ということを強く意識すると人に優しくなれるのだそうです。人の心の闇を見てしまったら見なかったことにする。そして忘れる。性格がひねくれていて我が強いわたしにはとてもハードルが高いけれど、紙に書いて目の前の壁に貼りました。そろそろ引きこもりをやめて趣味のサークルなんかに出て行こうと思っています。